報告書 作成 内芝 久美子
 



大阪府警察本部 直轄・嘱託警察犬合同研修会

国際救助犬試験規定 IPO-R 

瓦礫、広域捜索部門 A・B


2006年IRO世界選手権大会予選会
OPDES 救助犬認定試験併催


主  催 :  NPO 法人 犬の総合教育社会化推進機構
日  時 :  2006年3月29日(水)〜30日(木)
場  所 :  29日 大阪府警関連施設 (瓦礫捜索作業)
         30日 岸和田市モトクロス場 (広域捜索・服従・熟練作業)
審査員 :  澤田和裕氏   IRO(国際救助犬連盟)公認ジャッジ (JAPAN)
協  力 :   大阪府 警察本部 岡山理大専門学校 tomo dog school 
 
瓦礫捜索試験現場にて
 
  第9回OPDES国際救助犬試験が桜も綻ぶ3月29日・30日の両日、IRO公認ジャッジ・澤田和裕氏の審査により行われました。
 会場は、大阪府警察本部のご協力で門真市の関連施設を瓦礫捜索試験の現場に使用させて頂きました。そして、広域捜索・服従・熟練試験は、岸和田市のモトクロス場が試験場でした。
 参加者(受験者)は、OPDESメンバー9名(犬11頭)、RDTAメンバー7名(犬9頭)でした。

 今回は、2日間とも天気に恵まれず、一日目は気温の低いみぞれ混じりの風が吹く中、二日目は雨が降り冷え込み悪条件でした。

 今年度より、IPO−Rの規定がより厳正な審査基準に更改されたことにより徹底した審査となりました。作業には、指導主により高度な判断力・操作性・正確性及び犬の自主性が要求されるようになりました。捜索作業については、指導手の(犬の)コントロール力、犬の自主的な捜索行動と発見後の態度(ヘルパーを見離さない)に重点を置かれるようになりました。

 
 

 

受験者一覧
  つまり、ヘルパーを発見してから犬の告知(吠える等)までの時間、集中した吠え方、指導手がヘルパー発見地点に達するまで犬がヘルパーから2m以上離れていないか?など、規定人数を発見してもこういった細部にわたる審査基準を満たした作業が求められました。

 服従作業においては、従来と大きく更改されたのは予測した作業を避けるために、各チームが作業開始申告時に服従科目の順を抽選によって決める点です。脚足行進→行進中作業・・・・・・が各々「流れ」を関係なく行わねばならず、ここでもやはり確実な作業が強く求められました。


 最後の熟練作業は、各科目の開始及び終了時の基本姿勢が重要視され、この基本姿勢を怠るとその科目の得点は得られず「けじめ」を持って作業を行わねばなりませんでした。もちろん、作業のやり直しは許されません。

試験結果
 瓦礫捜索A段階 受験者11名  合格1名: 村瀬・まゆ チーム
 瓦礫捜索B段階 受験者 3名 合格1名: 松元・ジェニファーチーム 
 広域捜索A段階 受験者 4名 合格3名: 大谷・ブロウ チーム
                           : 大島・ベティ チーム
                           : 村瀬・エロス チーム

OPDES認定犬捜索の部
          受験者 瓦礫・2名、広域・1名 合格・無

以上の結果となりました。


 29日、瓦礫捜索の模擬実演として、大阪府警本部直轄犬・及び同嘱託犬の捜索を見せていただきました。
現場で活躍しているチームを見せていただいて、とても励みになりました。


 


☆ 受験者として・・・・・・・・・。

 今回から審査規定が厳しくなったと聞いて、かなり緊張して臨んだ救助犬試験でした。

 捜索では、瓦礫捜索A段階においてヘルパー2人を発見できたにもかかわらず、指導手の態度や犬の意欲が審査基準に達せずに悔しい思いをした受験者が多くいました。服従・熟練作業においては、指導手態度は基より犬の指導手の指示に対する瞬時の反応、動きが問題になるという徹底した審査でした。救助犬が災害現場へ出動する場合には、大きな危険を伴うことから、自発的な捜索意欲とそれをコントロールする指導能力が重要であることは十分理解できるのですが、合格へのハードルがより高くなってしまったように思いました。私とLETO(愛犬)はより深い信頼関係を築いて,その高いハードルに向かって、その達成を共に目指したいと思います。

 最後になりましたが、悪天候にもかかわらず試験に協力して頂いたスタッフ・ボランティアの皆様に感謝いたします。

                                                            内芝久美子

瓦礫捜索A段階
1位 村瀬・まゆ チーム
2位 村山・バラン チーム
3位 内芝・レト  チーム
  瓦礫捜索B段階
1位 松元・ジェニファー チーム
2位 柴・共 チーム
3位 小林・親分 チーム

広域捜索A段階
1位 大谷・ブロウ チーム  2位 大島・ベティ チーム  3位 村瀬・エロス チーム